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2022年4月29日
酒匂溪香展「Prepárense」が終了し、お礼のご挨拶

ご挨拶

 

 酒匂溪香書展『Prepárense』は、会期中、雨の日が多かったのにも拘わらず、沢山の方々にお運びいただいて、無事に終わることができました。
ありがとうございました。

 今回の個展は、アルゼンチンタンゴデュオ、タンゴ・グレリオとのコラボレーション、タイトルもタンゴの巨匠・アストルピアソラの作品名から『Prepárense(準備はいいか)』とし、コロナ禍が続く昨今、沈みがちな気持ちを叱咤激励し、コロナが落ち着き、活動開始できるその日のために、今準備を抜かりなく!という意味も込めました。

 特別企画のギャラリーコンサートは、予想以上に熱く盛り上がり、特にコラボのために作曲された『空と海に』では、大喝采を博しました。

 東洋の書と南米の音楽タンゴ、この異文化をどのようにコラボさせられるのか、少し不安でしたが、結果は大成功!おかげさまで、ふだんとはひと味違う、とても有意義な個展になりました。

 企画してくださったギャラリーアライさんはじめ、関わってくださったすべての皆さま、心から感謝申し上げます。

 

酒匂 溪香

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「プレパレンセ」

準備はいいか

来たるべき その日

のために

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「響」

ギターとバンドネオン ふたつの音霊は激しくぶつかり響き合い 独自のスタイルとして昇華される ひとつになった魂は ノスタルジックな世界を紡ぎ出す

タンゴグレリオのステージに寄せて

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デュオの男達が奏でる蠱惑(こわく)な

調べは今宵私を異境へと誘う


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「Tango Grelio」

 

「弾」の文字

弓へんと単で構成

「単」は楕円形の盾の形

甲骨文字にして筆を遊ばせていたら、その曲線がギターのボディーラインに思えてきたのでデフォルメして「単」の部分もサウンド・ホールとネックに・・・

 

「虹」・・・バンドネオン

バンドネオンの蛇腹を押したり引いたりするたびに生き物が身をくねらせているように見えて甲骨文字の「虹」の文字が閃いた

(古代「虹」は両側に顔のある生き物と考えられていたという説あり)

 

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「Bravo!」
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「TANGO」

タンゴ その響きはどこか物悲しい

異国で出会ったハバネラとカンドンペ

ふたつの魂が遠い故郷を想って

忍び泣くからか

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「音霊ト言霊ガ デアウトキ」


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「ある日のステージ」

「弾」 「舞舞」 「虹」

甲骨文字の「舞」をふたつ組み合わせて、男性と女性が踊っている姿を表現

 

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自身を苦しめてきたピアソラの性格

それがアストルピアソラの音楽を創り上げたレクチャーコンサート講和より

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「忘れえぬ時」


2022年4月23日

タンゴ・グレリオのギャラリーコンサートが開催されました

会期中の特別企画
『タンゴ・グレリオ』のギャラリーコンサートが無事に終わりました。

 早くから満席の予約をいただき、当日はもちろん大盛況、タンゴ・グレリオの熱いステージに皆さんが魅せられたことと思います。

 タンゴ・グレリオによせて、湧き出た感動やタンゴの物語、ステージをイメージした作品等々、私・溪香の作品10点の展示の前で14曲を演奏していただきました。その中でも、今回のコラボのために創られたオリジナル曲「空と海に」には私はもちろん、皆さんも大喝采、書の名手でもあった空海に因んだ斬新なタンゴです。コラボのために作曲されてることを知らなかったので驚き、とても感激しました。
ほんとうにありがとうございました。

 熱気に包まれたタンゴのステージは、あっという間に1時間半余りが過ぎていました。
東洋の書と南米アルゼンチンのタンゴ、上手くコラボできるのか?・・・と少し不安もありましたが、おかげさまで、とても素晴らしいコラボレーションができたと思います。
ビバアルテはじめ、関わってくださったすべての皆さまに心より感謝です。

ここで、今回のタンゴとのコラボレーションに至った経緯など少しだけ・・・

 

★タンゴ・グレリオとの出会い
 2017年9月、ギャラリーアライでのコンサートでした。
ギターとバンドネオンによる物悲しいタンゴの響きに心を鷲掴みにされました。それ以降、タンゴ・グレリオのコンサートに足繁く出かけるようになり、我が家では、朝な夕なにタンゴ・グレリオのCDが流れています。

★コラボレーションのきっかけ
 昨年12月、ギャラリーアライでのタンゴ・グレリオのコンサート打ち上げの際、アライさんがコラボをされたら…と提案され、2022年4月の個展は、「タンゴ・グレリオと共に」と決まりました。

★なぜ、タンゴに・・・?
 思春期に我が家にあったタンゴのレコードを頻繁に聴いていたことも影響しているのでしょうか・・・

 また、訪れたことはありませんが「アルゼンチン」という響きがとても懐かしいこと…
それは、子供の頃に読んだ本「母をたずねて」10歳のマルコ少年がイタリアのジェノバから、アルゼンチンへ出稼ぎに行ったまま音信不通になったお母さんを探しに行く物語、悲しくて涙を流しながら読んだ記憶があるのでとても強烈な印象で心に残っています。

 心の奥底に静かにしまわれていた「忘れえぬ時」、それをタンゴ・グレリオの響きが引きずり出したということかもしれません。


2022年4月21日
個展「Prepárense」スタートしました

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 今回の個展はタンゴ・グレリオとのコラボレーション!

 そうです、次の土曜日にはこの会場でタンゴ・グレリオのギャラリー コンサートが開催されます。会場の中央、この場所が二人のステージになります。どのようなライブになるか、今から楽しみです。



2022年3月22日
個展開催のご案内

 4月の個展「Prepárense(準備はいいか)」のご案内が出来ました。

 今回は、ギターとバンドネオンのデュオ、タンゴ・グレリオとのコラボレーションです。
 「書とアルゼンチンタンゴ」という今まで耳にしたことのない組み合わせです。どんなコラボになるのでしょうか・・・どうぞお楽しみに!

 会期中には、タンゴ・グレリオのギャラリー コンサートも開催されます。(要予約になります🎵)

 書展とタンゴ・グレリオのコンサートのご案内を併せて掲載します。

新型コロナの感染対策を徹底しての開催です。
みなさまのお越しをお待ちしています。

開催期間  2022年4月21日(木)~4月26日(火)
開場時間  午前11時~午後6時(最終日 午後4時)

※ギャラリー コンサート

開催日   2022年4月23日(土)

      18時開演(17時半開場)

      当日準備のため個展は17時まで

会  場  ギャラリー アライ

兵庫県西宮市甲子園六番町14-20
電話 0798-42-2263

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コンサート フライヤー

ダウンロード
個展「プレパレンセ」ご案内はがき
20220421DM.pdf
PDFファイル 1.3 MB

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